節約と資産運用を考えるブログ

将来のために、節約と資産運用をはじめました。 まだまだ勉強中ですので、誤った情報があると思いますので、ご注意ください。

ソフトバンクグループ株式会社の財務データをご紹介します。

1.PLデータ
まずは、PLデータです。
ソフトバンクPL

売上高は、2016年3月決算までは増加傾向でしたが、その後は停滞気味です。
営業利益はやや増加、経常利益は減少傾向、純利益は増加傾向という感じです。

営業利益・経常利益・純利益がそれぞれ別の動きをしているのが特徴的です。
例えば、2018年3月決算について見てみると、財務費用やデリバティブ関連損益のため、経常利益が減少しております。
「財務費用は、前期比48,821百万円(10.4%)増の516,132百万円となりました。主にソフトバンクグループ(株)の支払利息が39,692百万円増加したことによるものです。」
「2018年3月期 決算短信」、5ページより引用。
「デリバティブ関連損益は、630,190百万円の損失となりました(前期は252,815百万円の損失)。主に、アリババ株式先渡売買契約に含まれるカラー取引に関するデリバティブ関連損失を604,156百万円計上しました。」
「2018年3月期 決算短信」、6ページより引用。

経常利益よりも純利益が大きい原因は、法人所得税の還付があったためです。
「法人所得税は、853,182百万円のマイナス(利益)となりました。(前期は207,105百万円の利益)。これは主に、米国において2017年12月に税制改革法が成立したことにより、スプリントで法人所得税が815,059百万円減少したことによるものです。」
「2018年3月期 決算短信」、7ページより引用。

ソフトバンクグループは投資活動を積極的に行っているので、営業利益以外の損益要因が純利益に影響を及ぼしているようです。


2.配当データ
次に、配当データです。
ソフトバンク配当
配当金は微増しており、2018年3月決算では44円となっております。
配当性向は低下傾向にあり、2018年3月決算では5%と低水準です。

ソフトバンクグループでは資金を配当金として使うのではなく、資金を企業の投資活動に使用し、企業価値を高める方針のようです。
現時点では配当利回りが低い企業ですが、将来的には配当額が増えていくのでしょうか。



3.BSデータ
次に、BSデータです。
ソフトバンクBS

総資産・純資産ともに増加傾向です。
その結果、株主資本比率も上昇しています。
しかし、2018年3月決算での株主資本比率は16%であり、他の企業よりは低い印象があります。
有利子負債比率も2.72と高くなっています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
ソフトバンクCF
営業CFはプラス、投資CFは大きくマイナス、財務CFは大きくプラスとなっております。
本業での稼ぎよりは、借入金で投資をするという事業形態のようです。
フリーCFが常にマイナスとなってる点が気になります。



5.まとめ
営業利益以外の要因で、純利益が変動するという特徴があります。
借入金での投資活動が成功するか失敗するかがポイントとなりそうです。


株式会社マーベラスの財務データをご紹介します。

1.PLデータ
まずは、PLデータです。
マーベラスPL

売上高は2016年3月決算までは増加していましたが、その後は減少しています。
営業利益・経常利益・純利益ともに、2018年3月決算では減少しており、成長期から停滞期に移りつつあるような印象を受けます。


2.配当データ
次に、配当データです。
マーベラス配当

配当金は、増配を続けており、2018年3月決算では33円となりました。
しかし、利益が増加していない状況下での増配であるため、配当性向は50%付近まで上昇しました。



3.BSデータ
次に、BSデータです。
マーベラスBS
総資産・純資産ともにやや増加傾向です。
株主資本比率は、高水準を維持しており、2018年3月決算では70%を超えております。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
マーベラスCF

営業CFは大きくプラス、投資CFはマイナス、財務CFはマイナスとなっております。
本業でお金を稼ぎ、投資や借金返済に回すという理想的な資金繰りと言えるのではないでしょうか。
また、フリーCFは常にプラスになっています。

しかし、2018年3月決算では、営業CFのプラスが小さくなったため、投資CFのマイナスも小さくなっています。
将来への投資の必要性は事業計画に応じて変わるものではありますが、もし資金不足のために、投資活動が制限されているとすれば心配です。


5.まとめ
ここ2年間は売上高が減少しており、2018年3月決算では利益も減少しております。
増配はしておりますが、将来も売上高や利益が減少し続けると、増配が困難になる恐れがあります。
2018年3月決算での投資CFが少なかった点が気になるところです。

伊藤忠商事株式会社の財務データをご紹介します。

1.PLデータ
まずは、PLデータです。
伊藤忠PL
売上高は2017年3月決算まで減少傾向でしたが、2018年3月決算では大きく増加しました。
営業利益・経常利益・純利益ともに、2017年3月決算以降は増加しています。

どの年度においても、営業利益よりも経常利益が大きくなっています。
決算短信を見てみると、持分法による投資損益が影響しているようです。
「食料は、ユニー・ファミリーマートにおける減損損失はあったものの、統合に伴う営業収益の増加及び税金費用の改善等により、146憶円増加の336億円(利益)。情報・金融は、海外金融関連事業の復調等により、65億円増加の374億円(利益)。住生活は、海外パルプ関連事業における市況改善等により、54億円増加の181億円(利益)。」
「平成30年3月期 決算短信 添付資料」、3ページより引用。




2.配当データ
次に、配当データです。
伊藤忠配当
配当金は、増配を続けており、2018年3月決算では70円となりました。
配当性向も、20%台から30%台と低くなっております。



3.BSデータ
次に、BSデータです。
伊藤忠BS

総資産・純資産ともに停滞気味、もしくは微増という感じです。
その結果、株主資本比率も大きな変化はありません。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
伊藤忠CF

営業CFは大きくプラス、投資CFはマイナス、財務CFはマイナスとなっております。
本業でお金を稼ぎ、投資や借金返済に回すという理想的な資金繰りと言えるのではないでしょうか。
2016年3月決算では投資CFが大きくマイナスとなり、財務CFがプラスとなっています。
恐らく、大きな投資をするために借入を行ったと考えられます。
当時の決算短信を確認すると、CITIC Limited株式取得が原因のようです。
「CITIC Limited株式取得に係る投融資実行(約6,000億円)等により、5,573億円のネット支払となりました。」
「平成28年3月期 決算短信 添付資料」、5ページより引用。
CITICは中国の政府系企業です。
「CITICは、中国政府がCITICグループを通じて実質的に過半を保有する政府系企業です。金融事業、資源・エネルギー関連事業、製造業、エンジニアリング、不動産事業など多岐にわたる事業を中国及び海外で展開しています。
伊藤忠ホームページ、「CITIC・CPグループとの取り組み」より引用。

その後は、大きな投資はせず、営業CFでの稼ぎを借金返済に充てているようです。
フリーCFも2017年3月決算以降はプラスとなっています。



5.まとめ
ここ2年間は、利益が増加傾向にあります。
2016年3月決算では大きな投資をしたため、フリーCFがマイナスとなりました。
しかし、その後は、本業で稼ぎ、投資活動と借金返済をしているようです。
配当は増加傾向にありますが、配当性向は20%台と低いので、配当の継続性からも無理はなさそうです。

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