個別企業の株は、リスクが高いと言われています。
投資している企業の業績が低下したり、不祥事が起きた場合は、株価が下落します。
そのような株価低下リスクに常に晒されています。

株価低下リスクに対して有効な方法は、分散投資です。
A社の株価が低下するかは分かりません。
しかし、A社・B社・C社・D社・E社の5社すべてが同時に株価下落となる可能性は低くなります。
分散投資をすることで、株価下落リスクに対処することができます。

分散投資をする際に役立つ金融商品が、投資信託やETFです。
投資信託やETFでは、投資家からお金を集めて、複数の株に分散して運用しています。
特に、ETFは株と同じようにネット証券を通して売買ができるため、簡単に分散投資をすることができます。


ETFにも色々な種類がありますが、本日は、利回り3%の「iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)」をご紹介します。



1.HDVの特徴

HDVはブラックロック社が販売するETFです。
主にアメリカ企業の高配当株式に投資して、運用しています。

2018年6月時点では、下記のような企業の株を保有しています。
  • XOM:エクソンモービル
  • T:AT&T
  • VZ:ベライゾン
  • JNJ:ジョンソン&ジョンソン
  • CVX:シェプロン
  • PFE:ファイザー
  • PG:P&G

上記の企業は、どれも高配当企業です。


投資信託やETFでは、専門家に運用を任せているので、経費がかかります。
HDVの経費率は、0.08%です。



2.基準価額データ

次に、基準価額データです。
HDV基準価額

株と同様に、ETFも価格が変動しています。
上のグラフでは、各年の平均価額を示しています。
基準価格は上昇を続け、2011年の52ドルから2017年の85ドルへと、33ドルも上昇しました。
約63%の上昇です。

これまでの実績では、インカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも期待できる投資先でした。



3.分配金データ

次に、分配金データです。
HDV分配金

分配金は増加傾向で、2017年は2.95ドルでした。

上のグラフでは、分配利回りも表示しています。
分配利回りは、各年の平均基準価額で分配金を割って計算しています。
ほぼ同じ水準を維持しており、2017年も3.48%と高い水準です。



4.まとめ

分散投資がお手軽にできるETF。
その中でも、高い利回りが魅力のHDVをご紹介しました。

3%以上の利回りなので、インカムゲイン狙いで、購入したくなるETFです。
基準価額も上昇していますので、キャピタルゲインも期待できます。
1つで2度おいしいETFです。



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