新薬開発を事業としているバイオベンチャーと呼ばれる企業があります。
新薬開発には時間と費用が必要となりますが、開発に成功すると特許や薬品売上の収入が継続するため、大きな利益が期待できます。

バイオベンチャーの中には、大学の研究室で生まれた研究成果を事業化した、大学発ベンチャーもあります。
アンジェス株式会社は大阪大学での研究成果から医薬品開発に取り組んでいます。
本日はアンジェス株式会社の財務データをご紹介します。




1.PLデータ

まずは、PLデータです。
アンジェスPL

売上高は減少傾向です。
利益はマイナスが続いています。




2.配当データ

次に、配当データです。
アンジェス配当

配当金はゼロが続いています。
まだ利益が出ていないので、配当は当然なしです。



3.BSデータ

次に、BSデータです。
アンジェスBS

総資産・純資産ともに減少傾向です。
2014年12月決算に総資産が増加していますが、株式を発行して現金を得たことが原因です。
「当連結会計年度末の総資産は81億83百万円(全連結会計年度末比42億79百万円の増加)となりました。主に、ライツ・オファリングの実施による増資に伴い、現金及び預金が42億22百万円増加しております。」
「平成26年12月期 決算短信」、5ページより引用。


4.CFデータ

次に、CFデータです。
アンジェスCF

営業CFはマイナス、投資CFはほとんどゼロ、財務CFはプラスという傾向です。
医薬品の研究開発段階のため、財務活動で資金を集め、開発に資金を使用しています。
2017年12月決算では、「新株予約権の行使による株式の発行による収入」が財務CFのほとんどを占めています。



5.まとめ

利益はマイナスが続いています。
株式発行による収入により資金を集め、研究開発に投入しています。

株式発行による収入が続く限りは、研究開発を継続できます。
株式による資金調達がどこまで継続できるかが気になります。




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