2018年10月28日、ついに楽天カードクレジット決済がスタートしました。
投資信託を楽天カードで購入できるという制度です。
一番のポイントは、決済額100円につき1ポイント付与されることです。

単純に考えれば、利回りが1%上昇するわけです。
上限の5万円まで買い付けをしたら、500円分のポイントになります。
これは「やるしかない!」ということで私も楽天カードを申し込んでいました。


しかし、改めて考えてみると、楽天カードで投資信託の積み立てをした場合、「楽天ハッピープログラム」の恩恵は受けられなくなります。

そこで、今一度、「楽天ハッピープログラム」と「楽天カード」、どちらがお得なのかを考えてみました。



1.楽天ハッピープログラムとは?

楽天ハッピープログラムとは、楽天銀行の制度です。
条件を満たすと、会員ステージが上昇し、下記のような恩恵を受けられます。

  1. ATM利用手数料の無料回数が増える。
  2. 他行振込手数料の無料回数が増える。
  3. 楽天スーパーポイント獲得倍率が上昇する。
特に重要なのが3番目です。
楽天銀行残高に100万円以上あれば、楽天スーパーポイント獲得倍率が3倍になります。


では、どんな取引をすると、楽天スーパーポイントがもらえるのでしょうか?
投資信託の積み立てで利用するならば、「口座振替(自動引落)」が対象取引として利用できます。

まず、楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジに申し込みます。
次に、ハッピープログラムにエントリーします。
そして、楽天証券内の資金だけでは投資信託を買付できないくらい、買付余力を落とします。
すると、投資信託購入時に、マネーブリッジによって、楽天銀行から自動引落がされます。

これで1ポイント獲得です。
会員ステージによっては最大3ポイント獲得になります。

投資信託は毎日積立が設定できます。
そのため、毎日3ポイント獲得することも可能です。



2.どちらがお得?

「楽天ハッピープログラム」と「楽天カード」、どちらがお得なのでしょうか?

楽天カードは分かりやすいです。
毎月5万円の投資信託を購入すると、500円のポイントを獲得できます。
ポイント利回りは1%です。

楽天ハッピープログラムの場合は、毎日積立をすると、営業日分の自動引落が行われます。
例えば、平均20営業日とすると、20回の自動引落があります。
1回で最大3ポイントなので、毎月最大60ポイントを獲得できます。
毎月6千円(毎日300円)を積み立てていると、利回りが1%です。

以上のように、毎月の積立額が多い場合は、楽天カードがお得になります。
もし毎日少額を積み立てているならば、楽天ハッピープログラムがお得になります。
ほとんどの方は、楽天カードがお得になるのではないでしょうか。


3.併用は可能?

「楽天ハッピープログラム」と「楽天カード」、どちらがお得かを考えてきました。
しかし、私もよくわかっていないのですが、併用して両方から恩恵を得ることはできるのでしょうか?

通常の積み立ては楽天カードで行い、1%のポイントを獲得します。

さらに、ハッピープログラムでのポイント獲得を目指して、投資信託を最低額積み立てます。
つみたてNISAを利用すれば、毎日100円から積み立てが可能です。
つみたてNISAの年間40万円を最大限利用すると、毎日1,666円の積み立てが可能です。
最低積立額100円の投資信託ならば、毎日16件を買い付けることができます。

その結果、毎日3ポイント×16件=48ポイントを獲得できます。
20営業日で考えると、毎月960ポイントを獲得できます。

あくまで計算上の話ですが、こんな方法も可能なのでしょうか?
折角のNISA枠なので良い投資信託を選びたいですが、16件も探すのは大変そうです。


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