高配当銘柄として人気だった日本たばこ産業(JT)ですが、先日配当が発表されました。
株価も大きく下落しました。
配当狙いの投資をしていて一番怖いのが、減配発表による株価暴落ですね。
1万円の配当を得るために、10万円損するということも・・・。
そんな減配リスクを避けるためにも、大切なのが財務分析です。
さて、日本たばこ産業の減配リスクは予期できたのでしょうか。
1年前のデータを使って、考えてみました。
1.PLデータ
まずは、PLデータです。
ちょっと、危険な感じがしますね。
2.配当データ
次に、配当データです。
3.BSデータ
次に、BSデータです。
2018年以降は総資産・純資産が減少傾向です。
利益を配当として吐き出しているので、資産更新ができていないのかもしれません。
心配な感じが出ていますね。
4.CFデータ
次に、CFデータです。
投資CFはマイナスですが、その大きさが小さくなり、2020年にはプラスになっています。
安定している企業ですと、本業で稼いだお金を事業拡大の投資に回すため、
投資CFのマイナスが続きます。
日本たばこ産業は投資に回せる資金が枯渇してきたのかもしれません。
5.まとめ
高配当で人気の日本たばこ産業ですが、危険を示すシグナルは1年前に出ていましたね。
株価も大きく下落しました。
配当狙いの投資をしていて一番怖いのが、減配発表による株価暴落ですね。
1万円の配当を得るために、10万円損するということも・・・。
そんな減配リスクを避けるためにも、大切なのが財務分析です。
さて、日本たばこ産業の減配リスクは予期できたのでしょうか。
1年前のデータを使って、考えてみました。
1.PLデータ
まずは、PLデータです。
売上高は停滞、利益は減少傾向です。
利益率が悪くなってきているようです。ちょっと、危険な感じがしますね。
2.配当データ
次に、配当データです。
配当金は増加しています。
これだけみると、順調に配当が増えている、良い銘柄ですね。
しかし、折れ線グラフの配当性向は上昇し続けています。
利益が減少する中で配当を増やしたため、2020年には利益の9割を配当に使っています。
これでは事業拡大のための投資もできません。
配当性向の高さからも危険性が分かりますね。
これだけみると、順調に配当が増えている、良い銘柄ですね。
しかし、折れ線グラフの配当性向は上昇し続けています。
利益が減少する中で配当を増やしたため、2020年には利益の9割を配当に使っています。
これでは事業拡大のための投資もできません。
配当性向の高さからも危険性が分かりますね。
3.BSデータ
次に、BSデータです。
2018年以降は総資産・純資産が減少傾向です。
利益を配当として吐き出しているので、資産更新ができていないのかもしれません。
心配な感じが出ていますね。
4.CFデータ
次に、CFデータです。
投資CFはマイナスですが、その大きさが小さくなり、2020年にはプラスになっています。
安定している企業ですと、本業で稼いだお金を事業拡大の投資に回すため、
投資CFのマイナスが続きます。
日本たばこ産業は投資に回せる資金が枯渇してきたのかもしれません。
5.まとめ
高配当で人気の日本たばこ産業ですが、危険を示すシグナルは1年前に出ていましたね。
- 純利益の減少
- 配当性向の上昇と高水準
- 純資産の減少
- 投資CFのマイナスが小さくなり、プラスに転じる
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