物価に関する書籍のご紹介です。



本屋に並んでいたのを見て、衝動買いしました。
日本経済新聞での特集記事をベースに、最新状況等を追加した内容となっています。

内容は、
  1. 日本の物価が世界に比べていかに安いか
  2. 日本の給与が世界に比べていかに安いか
  3. 日本の資産が世界に比べていかに安いか
1については、具体的な商品や店舗で日本の安さが紹介されています。
  • 100円均一のダイソーは、タイでは210円
  • 日本のディズニー入場料は8200円、アメリカでは1万4500円
  • 100円のくら寿司が、アメリカでは300円、台湾では140円
20年~30年前は東南アジアは物価が安く、海外旅行者から人気でしたが、
今では日本が安い旅行先として人気となっています。


2については、1の物価が安い原因でもあります。
日本だけが人件費が上昇していないため、物価も安いまま維持できています。
  • サンフランシスコでは年収1400万円の4人家族が「低所得者」に区分される。
  • 東京港区の平均所得が1200万円なので、サンフランシスコでは「低所得」になる。
  • 日本の給与が安すぎて、インド人技術者を雇用できない。
  • 日本では物価が安いので売上が伸びず、金額ベースでの労働生産性が悪い。
海外では物価が上がりやすいため、売上額も上がりやすい。
売上が上がるので、給与を上げることができます。
給与が上がらなければ、労働者は生活できなくなります。

日本では物価が上がらないため、売上額も上がりにくい。
売上増加が期待できないので、給与を上げにくい。
しかし、物価も給与も変わらないので、生活は困りません。


3については、物価が安いので、土地や企業も安くなっているという内容です。
  • ニセコの土地がリゾート開発の海外事業者に買われている。
  • 技術を持つ日本企業が中国や台湾企業に買われている。
日本への直接投資は増加傾向とのことです。
バブル期には、日本企業が海外の土地や企業を買収していましたが、
現在は日本が買われているようです。


以上のような事例を見ると、いかに「安いニッポン」になっているかが良く分かります。
注意しなければいけないのは、「安いニッポン」は良い点も悪い点もあることですね。
「海外に土地や企業が買われている」と言われると悪く聞こえますが、
日本での雇用創出や海外需要創出に役立つ場合もあります。
もちろん、買収だけされておいしい所は日本に残らない場合もあり得ます。

また、国レベルのリスクとして経済政策や外交政策を心配することも重要ですが、
個人レベルでも上記の状況からリスクやチャンスを意識しておく必要がありますね。
たとえば、海外株式への投資は、安い日本の物価を享受しながら、
高い海外所得を得られるので、お得かもしれません。

こんな感じで資産運用を考えるヒントが詰まった一冊です(*・ω・)ノ


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