ソフトバンクグループ株式会社の財務データをご紹介します。
1.PLデータ
まずは、PLデータです。売上高は、2016年3月決算までは増加傾向でしたが、その後は停滞気味です。
営業利益はやや増加、経常利益は減少傾向、純利益は増加傾向という感じです。
営業利益・経常利益・純利益がそれぞれ別の動きをしているのが特徴的です。
例えば、2018年3月決算について見てみると、財務費用やデリバティブ関連損益のため、経常利益が減少しております。
経常利益よりも純利益が大きい原因は、法人所得税の還付があったためです。
ソフトバンクグループは投資活動を積極的に行っているので、営業利益以外の損益要因が純利益に影響を及ぼしているようです。
2.配当データ
次に、配当データです。
3.BSデータ
次に、BSデータです。
総資産・純資産ともに増加傾向です。
その結果、株主資本比率も上昇しています。
しかし、2018年3月決算での株主資本比率は16%であり、他の企業よりは低い印象があります。
有利子負債比率も2.72と高くなっています。
4.CFデータ
次に、CFデータです。
営業CFはプラス、投資CFは大きくマイナス、財務CFは大きくプラスとなっております。
本業での稼ぎよりは、借入金で投資をするという事業形態のようです。
フリーCFが常にマイナスとなってる点が気になります。
5.まとめ
営業利益以外の要因で、純利益が変動するという特徴があります。
借入金での投資活動が成功するか失敗するかがポイントとなりそうです。
1.PLデータ
まずは、PLデータです。売上高は、2016年3月決算までは増加傾向でしたが、その後は停滞気味です。
営業利益はやや増加、経常利益は減少傾向、純利益は増加傾向という感じです。
営業利益・経常利益・純利益がそれぞれ別の動きをしているのが特徴的です。
例えば、2018年3月決算について見てみると、財務費用やデリバティブ関連損益のため、経常利益が減少しております。
「財務費用は、前期比48,821百万円(10.4%)増の516,132百万円となりました。主にソフトバンクグループ(株)の支払利息が39,692百万円増加したことによるものです。」「2018年3月期 決算短信」、5ページより引用。
「デリバティブ関連損益は、630,190百万円の損失となりました(前期は252,815百万円の損失)。主に、アリババ株式先渡売買契約に含まれるカラー取引に関するデリバティブ関連損失を604,156百万円計上しました。」「2018年3月期 決算短信」、6ページより引用。
経常利益よりも純利益が大きい原因は、法人所得税の還付があったためです。
「法人所得税は、853,182百万円のマイナス(利益)となりました。(前期は207,105百万円の利益)。これは主に、米国において2017年12月に税制改革法が成立したことにより、スプリントで法人所得税が815,059百万円減少したことによるものです。」「2018年3月期 決算短信」、7ページより引用。
ソフトバンクグループは投資活動を積極的に行っているので、営業利益以外の損益要因が純利益に影響を及ぼしているようです。
2.配当データ
次に、配当データです。
配当金は微増しており、2018年3月決算では44円となっております。
配当性向は低下傾向にあり、2018年3月決算では5%と低水準です。
ソフトバンクグループでは資金を配当金として使うのではなく、資金を企業の投資活動に使用し、企業価値を高める方針のようです。
現時点では配当利回りが低い企業ですが、将来的には配当額が増えていくのでしょうか。
配当性向は低下傾向にあり、2018年3月決算では5%と低水準です。
ソフトバンクグループでは資金を配当金として使うのではなく、資金を企業の投資活動に使用し、企業価値を高める方針のようです。
現時点では配当利回りが低い企業ですが、将来的には配当額が増えていくのでしょうか。
3.BSデータ
次に、BSデータです。
総資産・純資産ともに増加傾向です。
その結果、株主資本比率も上昇しています。
しかし、2018年3月決算での株主資本比率は16%であり、他の企業よりは低い印象があります。
有利子負債比率も2.72と高くなっています。
4.CFデータ
次に、CFデータです。
営業CFはプラス、投資CFは大きくマイナス、財務CFは大きくプラスとなっております。
本業での稼ぎよりは、借入金で投資をするという事業形態のようです。
フリーCFが常にマイナスとなってる点が気になります。
5.まとめ
営業利益以外の要因で、純利益が変動するという特徴があります。
借入金での投資活動が成功するか失敗するかがポイントとなりそうです。
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