日本軽金属ホールディングス株式会社の財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
日本軽金属PL

売上高は、やや増加傾向です。
営業利益・経常利益・純利益ともに、2017年3月決算では増加していました。
しかし、営業利益と純利益は、2018年3月決算では減少しています。
2018年3月決算で純利益が低くなった要因として、投資有価証券売却がなかったことと、和解金を計上したことがあるようです。
「前期に投資有価証券売却などの特別利益を計上していたことや、当期に和解金を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期を下回りました。」
「平成30年3月期 決算短信」、2ページより引用。




2.配当データ
次に、配当データです。
日本軽金属配当

配当金は、増配傾向で、2018年3月決算では8円となりました。
純利益が増加しているため、配当性向は2016年3月までは低下していました。
2017年3月決算以降は上昇していますが、2018年3月決算でも28%と高くはありません。



3.BSデータ
次に、BSデータです。
日本軽金属BS

総資産は停滞傾向ですが、純資産はやや増加傾向です。
株主資本比率も上昇傾向で、2018年3月決算では37%になりました。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
日本軽金属CF

営業CFは大きくプラス、投資CFはマイナス、財務CFはマイナスとなっております。
本業でお金を稼ぎ、投資や借金返済に回すという理想的な資金繰りと言えるのではないでしょうか。
特に、2016年3月決算以降の営業CFは大きくプラスとなっており、フリーCFもプラスになっています。
2018年3月決算では、営業CFが小さくなっているのが気になるところです。


5.まとめ
純利益は各年度の特殊要因により増減していますが、営業利益は増加傾向となっています。
配当金が増加傾向ですが、配当性向は50%未満ですので、まだ増加する余地はありそうです。


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