株での運用


給与以外の所得を増やし、セミリタイアも可能な自由を手に入れるには、資産運用が必要です。

資産運用をするうえで、重要なポイントが、「運用利回り」です。
運用している資産額の何%を稼ぐことができたかという点です。

下の表は、資産額と利回りの組み合わせで、どのくらいの所得があるかを示しています。
運用額と利回り

青色は、年6万円(=月5千円)以上の組み合わせです。
月5千だと飲み会やちょっと良いディナーに行けますね。

黄色は、年12万円(=月1万円)以上の組み合わせです。
12万円あれば旅行に行けますね。

赤色は、年24万円(月2万円)以上の組み合わせです。
24万円だと給料日が1回増えるのと同じくらいですね。


利回りが高くなれば、高くなるほど、収入は多くなります。
では、どのような運用をすると、どの程度の利回りが期待できるでしょうか?

この記事では、資産運用の具体的な方法として、株での運用をご紹介します。


この記事のポイント
  1. 銀行預金だけでは、利回りが低すぎる。
  2. 株での収入には、キャピタルゲインとインカムゲインがある。
  3. キャピタルゲイン狙いは難しい。
  4. インカムゲイン狙いがおすすめ。
  5. 余裕資金と安定した企業への投資でリスク対策。


1.銀行預金だけでは足りない?

銀行預金も資産運用の一種です。
銀行預金として資産を持っていれば、銀行から利子が振り込まれます。

ただし、利回りがとても低いため、利子収入はわずかです。
例えば、大手銀行の定期預金ですと0.01%となっています。
下の表だと、一番左側の利回りです。

運用額と利回り

1,000万円を預けても、年間800円。
1億円を預けても、年間8,000円(=月667円)。
セミリタイアは無理そうです。


では、高い利回りが期待できるのは、どのような運用方法でしょうか?
ここからは、利回り3%以上を期待できる運用方法をご紹介します。
この記事では、株での運用をご紹介します。


2.株での運用で得られる所得は2種類

株の運用で得られる所得には、2種類あります。
  1. 安く買って、高く売る(キャピタルゲイン)
  2. 配当金・株主優待(インカムゲイン)
インカムゲインとキャピタルゲイン
株の値段は毎日変化していますので、安く買って、高く売ることで、差額を儲けることができます。
これをキャピタルゲインと言ったりします。
当たれば大きく利回り100%ということもありますが、逆に値下がりして損をすることもあります。


株の運用で得られる所得の2番目は、配当金です。
企業は利益の一部を配当金として、株主に還元してくれます。
配当金は株を保有しているだけで、受け取れます。
配当利回りが3%を超えている企業も多数存在します。
ただし、企業の業績や判断によって、配当金がない場合もあります。

また、配当金と似たものとして株主優待があります。
配当金はお金で株主に還元するものですが、株主優待は物やサービスで還元するものです。
配当金と同じく、株を保有しているだけで受け取れますが、企業によっては株主優待がない場合もあります。



3.キャピタルゲインを狙うのは難しい。

さて、「安く買って、高く売る」キャピタルゲインと、「配当金や株主優待」のインカムゲイン。
どちらを狙って運用するのが良いでしょうか?

私のおすすめは、インカムゲインです。

私がキャピタルゲインをおすすめしない理由は、主に3点あります。
  1. どの株が値上がりするか分からない。
  2. 安定した収入になりにくい。
  3. 運用に労力が必要。
まずは、どの株が値上がりするかが私には分からないという点です。
「安く買って高く売る」ことで儲けられますが、「いつが安いのか?」・「いつが高いのか?」が分かりません。
キャピタルゲイン狙いは、ある意味では未来を見通すセンスが必要になります。
私にはそのセンスがないので、キャピタルゲイン狙いはあきらめました。


2番目の理由は、安定した収入になりにくい点です。
購入した株がいつ値上がりするかは、分かりません。
製品開発の成功など大きなニュースがあって、すぐに値上がりするかもしれません。
もしくは、少しずつ成功し、徐々に値上がりするかもしれません。

ある年は順調に値上がりしたので、年間300万円の所得(キャピタルゲイン)を得るかもしれません。
しかし、別の年は経済全体が不調で、年間1万円の所得(キャピタルゲイン)に留まるかもしれません。

セミリタイアを目指して、計画的に運用するという点からすると、不確実性は高くなります。


3番目の理由は、運用に対する労力です。
キャピタルゲインを狙うには、情報収集が必須になります。
「どの株が割安なのか?」、「どの株が将来性が高いのか?」、「経済動向はどうなるか?」などなど。。。
「安く買う」にも、「高く売る」にも、判断するための情報を集めることになります。

情報収集には労力と時間がかかります。
私のように働きながらだと、その労力と時間の確保が難しいので、私はあきらめました。



ただし、キャピタルゲインも魅力はあります。
何と言っても当たれば大きい。

下のグラフは、任天堂の株価です。
任天堂株価
2016年3月末に16,000円だった株価は、2018年3月末には46,860円になりました。
2年間で30,860円の値上がりです。
利回りにすると193%。
100株購入していれば、300万円以上のキャピタルゲインを得ることができました。

ちなみに、配当金だと2016年度と2017年度の合計が1,020円です。
100株購入していれば、10万円程度のインカムゲインです。




4.インカムゲインを狙うほうが簡単。

私のおすすめは、配当金のインカムゲイン狙いです。

おすすめの理由は、主に3点です。
  1. 株が値下がりしても心のゆとりがある。
  2. 安定した収入になりやすい。
  3. 運用の労力が少ない。

株価は日々変化しますので、買った時よりも値下がりすることはよくあります。
例えば、10万円で買った株が8万円になったとき、私はいつもこう考えています。

「売らなけらば損は確定しないし、配当金は入ってくる」
「株価もいつかは上がるだろう」

配当金は株を保有しているだけで入ってきますので、買った株を売る必要はありません。
配当金狙いの場合、買った株をずっと持ち続けるという戦略があります。
むしろ、売らずに持ち続けることができれば理想的です。
そのため、日々の株価変動に対しては心のゆとりがあります。


インカムゲイン狙いをおすすめする理由の2つ目は、収入の安定性です。
データで調べてはいないですが、配当金は株価よりも変動しにくいように思います。
企業の業績が安定していれば、配当金は例年通りに出る可能性が高いですが、企業の株価は経済状況などによって上下します。
そのため、インカムゲインは予定を立てやすいですが、キャピタルゲインは予定を立てにくいです。
セミリタイアを考えた場合、収入の安定性は重要です。


おすすめの理由3つ目は、運用の労力が少ないことです。
キャピタルゲイン狙いの場合、将来値上がりする株を見つける必要があります。
しかし、インカムゲイン狙いの場合、業績の安定した株を見つけるだけで大丈夫です。
そのため、条件が緩くなるため、購入する株を見つける労力は少なく済みます。

働きながら資産運用をする場合、運用に多くの労力や時間を費やせないので、この点は重要です。



5.インカムゲイン狙いのリスク

私はインカムゲイン狙いでの株購入をおすすめしていますが、
インカムゲイン狙いの投資でリスクは主に2点です。
  1. 株価の下落
  2. 配当金の減少
株価下落のリスクは常にあります。
1千円の配当金を得たけれど、株価が1万円下落したということもあります。
株価が戻らなければ、1千円の配当金で穴埋めするのに10年は必要です。
最悪の場合は、企業が倒産して、株の価値がなくなることもあります。


2つ目のリスクは、配当金の減少です。
企業の業績が悪化した場合、企業は配当金を減少させることがあります。
その場合、予定していた収入を得られない可能性もあります。





6.リスク対策はどうする?

どちらのリスクも株を購入した瞬間から、ついて回ります。
このリスクをできるだけ抑えるために、次の2点が重要です。
  1. 余裕資金で運用する。
  2. 業績が安定している企業を見つける。
最重要なのは、余裕資金で運用することです。
株価が下落しても、余裕資金で運用していれば、株価が上昇するまで待つことができます。
しかし、今すぐ現金が必要な場合、値下がりした株を売却して現金にする必要があります。
つまり、余裕資金で運用していないと、値下がりした場合に選択肢が限られてしまうのです。
最悪の場合、生活を豊かにするはずが、生活を苦しくすることになります。


リスク対策の2つ目は、業績が安定している企業を見つけることです。
業績が安定していれば、安定した配当金も期待できます。
また、経済情勢によって株価が一時的に下落しても、経済状況の回復とともに株価が上昇する可能性が高くなります。


では、業績が安定している企業を見つけるにはどうしたらよいでしょうか?
完璧な方法はありませんが、財務諸表を分析するというのが王道であると私は考えます。
  • 売上は伸びているか?
  • 利益は出ているか?
  • 現金は十分にあるか?
  • 借金に頼りすぎていないか?
このような点をチェックして、企業を探します。
具体的な探し方は、別の記事でご紹介します。
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