節約と資産運用を考えるブログ

将来のために、節約と資産運用をはじめました。 まだまだ勉強中ですので、誤った情報があると思いますので、ご注意ください。

企業の財務諸表

ココスジャパンの財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
ココスPL

売上高は停滞傾向です。
2017年3月決算までは、利益も停滞傾向でした。
しかし、2018年3月決算では、各利益が大きく減少しています。

利益が大きく減少したのは、食材原価、人件費、水道光熱費の増加が原因のようです。
「利益面につきましては、食材原価の上昇、アルバイト時給単価の上昇等による人件費増、エネルギーコストの上昇等が影響し、前年同期比で減益となりました。」
「2018年3月期 決算短信」、2ページより引用。
決算短信に記載されているPLを見ると、売上高△0.4%に対して、売上原価△0.3%、販売費及び一般管理費2.0%となっています。
売上高の減少に応じて、売上原価は低下していますが、販売費及び一般管理費は増加しています。
その点から考えると、人件費増や水道光熱費増加の影響が大きそうです。


2.配当データ
次に、配当データです。
ココス配当

配当金は変化なく、24円です。
2018年3月決算は、純利益が減少したため、配当性向が48%まで上昇しました。

ココスジャパンは株主優待を設けています。
100株から199株を持っている株主は、下記の2点がもらえます。
  • 半年に一度、1,000円(500円2枚)の食事券
  • 飲食代金の5%割引カード(ストックホルダーシルバーカード)
ココスをよく利用する方にはうれしいですね。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
ココスBS

総資産と純資産ともに、停滞傾向または微増です。
株主比率が80%程度と高くなっています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
ココスCF

営業CFは大きくプラス、投資CFと財務CFはマイナスとなっています。
本業でお金を稼ぎ、投資と借入金の返済に回すという資金繰りができているようです。
営業CFのプラスに比べて、投資CFと財務CFのマイナスが小さいので、フリーCFはプラスです。


5.まとめ

売上高は停滞傾向ですが、人件費や水道光熱費の増加により、2018年3月決算は利益が減少しました。
配当金は24円を維持していますが、配当性向は上昇しており、配当の継続性に注意が必要です。

利益率が低いためか、費用の増減が利益の増減につながりやすいようです。
人件費と水道光熱費は、石油市場や労働市場によって変動するため、企業内でコントロールしきれません。
今後の業績を考えるうえで、日本経済の状況に注目する必要がありそうです。

平賀の財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
平賀PL

売上高・利益ともに、減少傾向です。
特に、2018年3月決算では、利益が大きく減少しました。

決算短信に記載されたPLを見ますと、2017年3月決算から2018年3月決算で、売上高は8.4%減少しました。
それに対して、「売上原価」と「販売費及び一般管理費」の合計は、4.5%しか減少していません。
固定費があるので、費用の減少に限界があり、利益を圧迫したようです。

営業利益と経常利益に比べて、純利益が多くなっています。
これは、「投資有価証券売却益」の43,566千円と「法人税等調整額」の25,651千円の影響が大きいです。


2.配当データ
次に、配当データです。
平賀配当

配当金は増加傾向で、2018年3月決算では20円になりました。
純利益が減少する中での増配なので、配当性向は上昇しております。
2018年3月決算では、配当性向が66%に急上昇しました。
配当金の継続性には注意が必要です。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
平賀BS

総資産は停滞傾向で、純資産は増加傾向です。
その結果、株主資本比率は上昇を続けています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
平賀CF

2017年3月決算までは、営業CFはプラス、投資CFはプラスやマイナス、財務CFはマイナスとなっています。
2018年3月決算では営業CFが大きく減少しました。


5.まとめ

2018年3月決算では、売上高と利益を大きく減少させました。
配当金は増加していますが、配当性向は急増しているので、配当の継続性に注意が必要です。
決算短信では、今後の見通しとして、次のように記載されています。
「よく事業年度の業績見通しとしましては、売上高75憶円、営業利益1億30百万円、経常利益1億68百万円、当期純利益1億10百万円を見込んでおります。」
「平成30年3月決算短信」、3ページより引用。
当期純利益が1億10百万円ですと、2018年3月決算とほぼ同じです。
そのため、配当金が変わらず20円ですと、配当性向も70%近くになります。
2019年3月決算も厳しい状況が続きそうです。

武田薬品工業の財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
武田薬品PL

売上高は停滞傾向または微増です。
営業利益・経常利益・純利益は、2015年3月決算でマイナスとなりましたが、
その後はプラスになり、増加を続けています。

平成27年度3月決算の決算短信を見ると、2014年3月決算では△45,038百万円であった「その他営業費用」が2015年3月決算では△322,158百万円と急増しています。
「その他営業費用」が急増した原因は、訴訟関連に伴う費用のようです。
「米国における2型糖尿病治療剤「ビオグリタゾン(米億製品名:「アクトス」)を含有する製剤」に起因する膀胱がんを主張する製造物責任訴訟に関して、その大多数を解決する和解に向けた合意に至ったことに伴い、今回の和解に要する費用、本和解に参加しない原告による訴訟への対応費用およびその他のアクトス関連訴訟にかかる損失等につき27.0億ドル(3,241億円)を引当計上するとともに、製造物責任保険による支払いが概ね見込まれる保険金額(500億円)を金融資産として計上し、これらの純額をその他の営業費用として計上しました。」
「平成27年3月期 決算短信」、3ページより引用。

2018年3月決算では、各利益が大きく増加しています。
決算短信を見ると、売上収益は増加していますが、売上原価は減少しています。
つまり、利益率が向上しているようです。
「製品構成の改善により、事業等の売却影響と為替影響を除いた実質的な売上総利益は対前期+9.7%となり、実質ベースの売上総利益率は69.1%から71.8%に向上しました。」
「2018年3月期 決算短信」、4ページより引用。


2.配当データ
次に、配当データです。
武田薬品配当

配当金は変わらず、180円です。
配当性向は2017年3月決算までは100%を超えていました。
(※2015年3月決算は純利益がマイナスのため、表示していません)
しかし、2018年3月決算では純利益が増加したため、75%に低下しました。
配当の継続性から考えると、配当性向が100%未満に低下したのは一安心できます。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
武田薬品BS

総資産・純資産ともにやや低下傾向です。
純資産の減少は、配当性向が100%を超えていたことが原因です。
会社の資本を削って、配当を継続していた結果です。
しかし、2018年3月決算では配当性向が100%未満になったため、純資産も増加し、株主資本比率も上昇しています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
武田薬品CF

営業CFはプラス、投資CFはマイナス、財務CFはプラスやマイナスとなっています。
2018年3月決算では営業CFが大きくプラスになっていますが、今後も継続できるかに注目です。


5.まとめ
2016年3月決算以降、利益が増加を続けています。
2018年3月決算では配当性向が100%未満になりましたが、まだ高水準なので、注意は必要です。
ただし、2018年3月決算では売上利益率が向上していますので、製品構成の改善効果が継続するのであれば、今後も利益増加を期待できます。


オリックスの財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
オリックスPL

売上高・営業利益・経常利益・純利益ともに、きれいに増加を続けています。

営業利益よりも経常利益のほうが多いのが特徴的です。
決算短信のPLを見ると、「持分法投資損益」の50,103百万円と「子会社・関連会社株式売却損益および清算損」の49,203百万円の計上が原因のようです。


2.配当データ
次に、配当データです。
オリックス配当

配当金も増加を続けており、2018年3月決算では66円です。
配当性向は上昇を続けていおりますが、まだ30%未満であり、高くない水準です。

また、2018年3月決算時点では、株主優待がカタログギフトとなっております。
保有3年未満であれば、「ナチュラルチーズ詰め合わせ」や「京菓子 詰め合わせ」などが選べるBコース。
保有3年以上であれば、「北海道産熟成牛ステーキ」や「タンブラー」などが選べるAコース。
これはうれしいですね。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
オリックスBS

総資産は2015年3月決算に増加しましたが、その後は、停滞傾向です。
純資産は微増しているため、株主資本比率は上昇しています。
財務的な安定性は向上しているようです。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
オリックスCF

営業CFはプラス、投資CFはマイナス、財務CFはプラスやマイナスとなっています。
本業で稼ぎ、将来の投資に充てるという理想的な資金循環になっています。


5.まとめ
売上高も利益も増加を続けています。
配当も増加を続けていますが、配当性向は30%未満なので、まだ増加の余地はあります。
BSもCFも安定しておりますので、長期的な投資先として候補に挙がるのではないでしょうか。

日本フェンオールの財務データをご紹介します。


1.PLデータ
まずは、PLデータです。
日本フェンオールPL

売上高・営業利益・経常利益・純利益ともに、2015年12月決算までは増加傾向でした。
しかし、純利益を除いて、2016年12月決算以降は減少傾向となています。

純利益が増加しているのは、投資有価証券売却益と法人税等減少が原因のようです。
「親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の減少、特別退職金の計上はあったものの、投資有価証券売却益の計上、法人税等の減少により1,128百万円(前期比5.2%増)となりました。」
「平成29年12月期 決算短信」、2ページより引用。



2.配当データ
次に、配当データです。
日本フェンオール配当

配当金は増加傾向で、2017年12月決算では55円となっています。
配当性向はやや上昇傾向ですが、30%未満であり、高くない水準です。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
日本フェンオールBS

総資産と純資産ともに増加傾向です。
特に、純資産の増加が大きいため、株主資本比率は上昇しており、2017年12月決算で65%程度となっています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
日本フェンオールCF

2015年12月決算以降、営業CFは大きくプラス、投資CFはマイナス、財務CFはマイナスとなっています。
営業CFのプラスに対して、投資CFと財務CFのマイナスが小さいため、フリーCFが大きくプラスとなっています。

2015年12月決算短信を見ると、2014年12月決算では△747百万円であった「売上債権の増減額」が1,043百万円となっています。
これにより、営業CFが大きく増加しています。

「売上債権の増減額」に関係しそうなBSの「受取手形及び売掛金」、「電子記録債権」、「完成工事未収入金」を見てみます。
日本フェンオール流動性資産

2014年12月決算では合計額が6,868百万円でしたが、2015年12月決算では5,827百万円になっています。
そして、「現金及び預金」が3,223百万円から4,003百万円になっています。
つまり、債権が現金化したため、営業CFが大きく増加したようです。




5.まとめ
売上高と営業利益が減少している点が気になります。
配当は増加しており、配当性向は上昇していません。
しかし、配当性向が上昇していないのは、有価証券売却益という特殊要因によるので、
今後の純利益と配当の動きには注意が必要です。

営業CFは大きくプラスになっていますが、売掛金や未収金の現金化によるところが大きいので、
売上高や営業利益が増加しなければ、営業CFの大幅なプラスは継続しないと考えられます。

今後の売上高と営業利益の動向に注目です。

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