節約と資産運用を考えるブログ

将来のために、節約と資産運用をはじめました。 まだまだ勉強中ですので、誤った情報があると思いますので、ご注意ください。

企業の財務諸表

ニプロ株式会社の財務データをご紹介します。

1.PLデータ
まずは、PLデータです。
ニプロPL

売上高は、増加傾向です。
営業利益は、2017年3月決算までは増加しておりましたが、2018年3月決算では減少しています。
売上高の増加が経常利益に結び付かなかった原因として、決算短信では販売管理費の増加を挙げています。
「一方、利益面におきましては、売上総利益率が前期比で0.2ポイント改善したものの、再生医療開発や医薬品開発を積極的に推進したことにより販売管理費が大幅に増加した結果、営業利益は前期比5.8%減少の270億88百万円となり、経常利益は前期比2.1%減少の226億84百万円となりました。」
「平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2ページより引用。



2.配当データ
次に、配当データです。
ニプロ配当

配当金は減少しており、2018年3月決算では28.5円となっております。
配当性向は、2014年3月決算では100%を超えていましたが、その後は40%程度となっています。

配当金が減少傾向なのは、長期的な投資先として不安があります。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
ニプロBS

総資産は増加傾向ですが、純資産は停滞傾向です。
その結果、株主資本比率も低下しています。



4.CFデータ
次に、CFデータです。
ニプロCF

営業CFはプラス、投資CFは大きくマイナス、財務CFは大きくプラスとなっております。
特に、2017年3月決算以降は投資CFのマイナスを、財務CFのプラスではカバーできず、
フリーCFがマイナスとなっています。
決算短信を見ますと、財務CFのマイナス要因として、固定資産の取得を挙げております。
「投資活動の結果、使用した資金は641億40百万円となりました。支出の主な科目は、固定資産の取得による支出が623億82百万円であります。」
「平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」より引用。
固定資産とは具体的に何であるかが気になり調べてみると、2017年3月決算と比較し、土地が8,092百万円増加しています。
おそらく、新工場用に購入した愛知県瀬戸市の土地だと思われます。

「ニプロは脳動脈瘤(りゅう)の治療に使う器具の脳血管用カテーテルを2019年から国内生産する。
約50億円を投じ、愛知県瀬戸市に新工場を設ける。」

日本経済新聞 2018年1月18日朝刊 14ページより引用。


5.まとめ
配当が低下している点が気になります。
借入により投資活動を行っていますが、この投資活動の成否がポイントとなりそうです。


イオン株式会社の財務データをご紹介します。

1.PLデータ
まずは、PLデータです。

イオンPL

売上高は2016年2月決算以降、停滞気味です。
営業利益と経常利益は、2015年2月決算以降は、増加傾向です。
しかし、純利益が2016年2月決算で大きく減少し、以後、少しずつ回復してきています。

2016年2月決算で純利益が大きく減少したのは、法人税等が増加したことが原因のようです。




2.配当データ
次に、配当データです。

イオン配当
配当金は増加を続け、2018年2月決算では、1株30円となっています。
配当性向は、2015年2月決算までは50%未満でしたが、2016年2月決算では400%近くまで急増しました。
その後は、配当性向が減少し、2018年2月決算では約100%となっています。

配当性向の動きは、当期純利益の増減が原因です。


3.BSデータ
次に、BSデータです。
イオンBS
総資産は年々増加していますが、純資産は僅かに増加している程度です。
その結果、株主資本比率は年々低下しています。


4.CFデータ
次に、CFデータです。
イオンCF
2016年2月決算を除けば、営業CFがプラス、投資CFがマイナス、財務CFがほぼゼロとなっています。
本業でお金を稼ぎ、投資に回すという理想的な資金繰りと言えるのではないでしょうか。
2016年2月決算は営業CFが僅かにプラス、投資CFが大きくマイナス、財務CFが大きくプラスとなっています。
本業での稼ぎが少なかったために、借入により資金繰りを行っていると思われます。


5.まとめ
2016年2月決算では、純利益を大きく減少させましたが、その後は回復傾向となっています。
CFの状態も回復しています。
しかし、2018年2月決算でも配当性向が100%を超えているため、配当金の減少が不安なところです。
今後も純利益が回復し続けるかがポイントとなりそうです。

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