節約と資産運用を考えるブログ

将来のために、節約と資産運用をはじめました。 まだまだ勉強中ですので、誤った情報があると思いますので、ご注意ください。

資産運用の方法

皆様は奨学金を借りていましたか?
私も学生の時に、日本学生支援機構(昔の育英会)から借りていました。

合計302万4千円。

月々14,823円の204回払です。
204回払というと17年間。
完済時には40代ですね。



毎月の返済は固定費なので、何とか節約する方法はないかと調べていました。
そしたら、「報奨金」という制度を見つけました。



1.報奨金とは?

奨学金には、繰上返還という期日前に返還をする制度があります。
一定の条件を満たしている場合、繰上返還をすることで報奨金を受け取ることができます。

報奨金を受け取るための条件は、次の通りです。
  • 第一種奨学金(無利子)を借りていた。
  • 平成16年度(2004年度)までに貸与開始している。
  • 最終返還期日の4年以上前に全額繰上返還している。

例えば、2001年4月に大学入学し、2005年4月から返還を開始した人の例で見てみましょう。
奨学金返済

この人の場合、2004年度までに貸与を開始しているため、2つ目の条件をクリアしています。
もし2018年3月までに全額繰上返還をしたならば、3つ目の条件をクリアするので、報奨金対象となります。


2.どのくらいお得?

報奨金制度は、奨学金貸与が開始した年度によって、異なります。
報奨金制度

1999年度以前に貸与開始となった方は、全額繰上返還額の10%です。
もし200万円を全額繰上返還した場合、20万円が報奨金としてもらえます。


私は216万円を全額繰上返還したとき、5%に該当しました。
そのため、約10万円の報奨金を受け取りました。

216万円を銀行預金していても、200円程度の利子しかもらえません。
そのことを考えると、同じお金で10万円もらえるのはお得です。


3.報奨金よりもお得な運用は?

私は216万円を全額繰上返済し、10万円を受け取りました。
しかし、216万円を返還に使うと、当然別の用途には使えなくなります。

216万円の使い方として、もっとお得な方法はなかったでしょうか?

例えば、216万円で株を購入し、230万円で売却できたら、14万円の利益になります。
つまり、繰上返還をして報奨金10万円をもらうよりも、お得な使い方です。



私は全額繰上返還を選択しましたが、今さらながら、別のお得な方法もあったかなと思います。
  • 配当利回り5%以上の株を買う。→5%はあまりないので、現実的でない。
  • 配当利回り3%の株を買い、2年間配当をもらう。→2年間で約13万円の配当が期待できます。
  • 配当利回り2%の株を買い、3年間配当をもらう。→3年間で約13万円の配当が期待できます。
5%の配当はあまりないので現実的ではないですが、下の2つは現実的です。
もちろん株価が値下がりするリスクはありますので、13万円の配当を得たが、20万円値下がりしたという事態も起こります。


その点、報奨金は確実に10万円がもらえるので、資産運用としては堅実な方法と言えます。

報奨金制度を利用する際は、「お金をどう使うと得するか?」という資産運用の考え方が必要です。
報奨金制度を利用できる方はご検討ください。


投資信託・ETFでの運用
給与以外の所得を増やし、セミリタイアも可能な自由を手に入れるには、資産運用が必要です。

資産運用をするうえで、重要なポイントが、「運用利回り」です。
運用している資産額の何%を稼ぐことができたかという点です。

下の表は、資産額と利回りの組み合わせで、どのくらいの所得があるかを示しています。
運用額と利回り

青色は、年6万円(=月5千円)以上の組み合わせです。
月5千だと飲み会やちょっと良いディナーに行けますね。

黄色は、年12万円(=月1万円)以上の組み合わせです。
12万円あれば旅行に行けますね。

赤色は、年24万円(月2万円)以上の組み合わせです。
24万円だと給料日が1回増えるのと同じくらいですね。


利回りが高くなれば、高くなるほど、収入は多くなります。
この記事では、資産運用の具体的な方法として、投資信託とETFでの運用をご紹介します。


この記事のポイント
  1. 投資信託とETFは、プロにおまかせする運用方法。
  2. 投資信託とETFは、インカムゲイン狙いとキャピタルゲイン狙いの両方がある。
  3. 投資信託とETFは、国内・海外・株・債券・貴金属など色々な運用先がある。
  4. 投資信託とETFは、自分が何に投資したいかを決め、手数料の安いものを選ぶ。


1.投資信託とETFって何?

株で運用する場合、どこに投資するかは自分で決める必要があります。
企業の財務諸表を見たり、最新情報にアンテナを張ったり。
楽しいとも感じますが、時間は必要になります。


また、色々なところに分散して投資するには、多額の資金が必要となります。
ある企業に投資していたら、その企業の業績が急落するリスクはつきものです。
しかし、複数の企業に投資していれば、一つの企業が悪化しても、全体へのダメージは軽減されます。
リスク分散できるくらい複数の企業に投資するには、個人資金だけでは限界があります。


「少ない資金で、色々な企業に投資したい」
「どの企業に投資するかを自分で決めることが大変」


そのような場合に役立つのが、投資信託とETFです。
下の図は投資信託とETFのイメージ図です。
投資信託
  1. 投資家は投資ファンドに投資する。(=投資信託・ETFの購入)
  2. 投資ファンドは集めた資金を、株などで運用する。
  3. 投資ファンドは運用によって、利益を得る。
  4. 投資家は投資ファンドの利益の一部を分配金として得る。
つまり、みんなでお金を出し合って、専門家に運用してもらうという投資方法です。
別の記事でご紹介した「REIT」と同じです。



2.投資信託・ETFでの収入

投資信託・ETFも、株と同じように、売買ができます。
そのため、投資信託・ETFにも、株と同じように、2種類の収入があります。
  1. 安く買って、高く売る(キャピタルゲイン)
  2. 分配金(インカムゲイン)
投資信託によっては、分配金を手厚くし、投資家に還元する種類もあります。
このような投資信託を購入する場合、インカムゲインを狙った投資になります。

しかし、分配金を配分しすぎると、運用資金は減ってしまいます。
そのため、分配金は敢えて配分せず、運用規模を大きくしていく投資信託もあります。
運用がうまくいき、規模が大きくなると、投資信託の価格が上がっていきますので、高く売却できることができます。
つまり、キャピタルゲインを狙った投資になります。


3.投資信託の分類1(アクティブファンドとインデックスファンド)

投資信託には、資産運用方針の点から、次の2つに分類できます。
  1. インデックスファンド(日経平均などの指標と同じ動きを目指す)
  2. アクティブファンド(日経平均などの指標以上の成果を目指す)
1のインデックスファンドでは、日経平均やTOPIXなど市場全体の値動きに連動させることを目標にしています。
経済全体が成長すれば運用成績も良くなり、投資家も儲かるという仕組みです。

個人の資金だけでは個別企業の株しか買うことができません。
そのため、経済全体が成長しても、自分の投資先の業績が悪いというリスクは存在します。
しかし、投資信託では投資家から集めた多額の資産を利用できるので、複数社の株を組み合わせ、経済全体の動きに合わせることができます。
このような分散投資が少額でできる点が、投資信託の魅力です。


2のアクティブファンドでは、日経平均やTOPIXなど市場全体の値動きよりも、高い成果を目指して運用している投資信託です。
投資のプロが運用し、経済全体の平均的な動きよりも、よい成果を目指します。
そのため、手数料はインデックスファンドよりも高くなります。


4.投資信託・ETFの分類2(運用先)

投資信託とETFには、運用先の種類によって分類されます。
  1. 国内株式
  2. 国内債券
  3. 海外株式
  4. 海外債券
  5. その他(不動産・貴金属など)
  6. バランス型(複数の組み合わせ)
1は日本国内の株式で運用している投資信託です。
複数の企業の株を組み合わせているため、個別企業の株を購入するよりもリスク分散はされます。
インデックスファンドでは日経平均やTOPIXに連動させることを目標にしています。
日本経済の成長性に期待できる場合は良いかもしれませんが、私は投資先から除いています。


2は日本国内の債券で運用している投資信託です。
一般的に、債権は株式よりも価格変動がしにくいと言われています。
そのため、国内株式よりも安定性は高いですが、期待できる収入も低くなります。
日本は低金利が続いていますので、大きな成果は期待できないと考え、私は投資先から除いています。


3は海外企業に投資している投資信託です。
世界的な有名企業が集まるアメリカや、成長が期待されるインドなど、色々な投資信託があります。
また、世界中の企業に分散投資している投資信託もあります。
国内だけに投資するよりも、リスク分散の効果は高くなります。
世界の人口増加を考えると、世界経済の成長は続いていくと私は考えています。
そのため、私は海外株式の投資信託を中心に購入しています。


4は海外の債券で運用している投資信託です。
日本は低金利が続いていますが、海外では金利の高い国が多くあります。
そのような海外債券に投資することができます。


5は不動産や貴金属など実物資産で運用している投資信託です。
不動産運用については、別の記事でもご紹介したRIET(リート)です。
不動産にしても、貴金属にしても、株式とは異なる知識が必要となります。
株や債券とは異なる値動きをするので、リスク分散という意味ではよいかもしれません。
私は勉強中ですので、REITのみ購入しています。


6はバランス型と呼ばれる投資信託です。
1から5の複数の運用先を組み合わせ、よりリスク分散をして、運用しています。



5.投資信託・ETFの選び方

投資信託には、色々な種類があります。
それでは、どのようにして投資先を決めたらよいでしょうか?
私は下記の3点がポイントになります。
  1. 何で運用するのが良いかを選ぶ
  2. インデックスファンド・アクティブファンドを選ぶ
  3. 手数料の安い投資信託を選ぶ
まずは、何で運用する投資信託が良いかを選びます。
「有名企業が多いアメリカの株に投資したい」、
「成長に期待できる途上国の株に投資したい」、
「世界中の株と債券に分散させたい」
「国内の不動産に投資したい」

このように、自分がどの分野に投資したいのかを決めます。


次に、インデックスファンド・アクティブファンドを選びます。
「手数料を抑えて、インデックスファンドを選ぶ」
「手数料は高くても、市場平均以上の成果を期待する」


その次に、各投資信託の手数料を確認します。
同じような投資信託であっても、手数料は異なります。
当然、手数料は安いほうが良いです。


以上が私が選ぶ際に注意しているポイントです。


6.まとめ

投資信託・ETFは、少額でも分散投資ができる点が一番の魅力です。
個別企業の株の場合、どうしてもその企業特有のリスクはつきものです。
しかし、分散投資をすれば、一つの業績が落ちても、全体へのダメージは小さくなります。

また、各企業の財務情報を調べなくてもよいので、お手軽に投資できます。
ただし、企業を調べて、気に入った企業の株を購入するというのも投資の楽しみではありますので、そのような楽しさはなくなりますね。


投資先を探すとき、どのような情報を参考にしますか?
私は決算短信などの財務情報を重要視していますが、ときどき、テレビやネットで話題となっている商品から投資先を考える場合があります。

例えば、SNSやYoutubeでアルミホイル玉が話題になっています。
「もしかしたら、アルミホイルの売上が増加し、アルミホイルを作っている会社の利益が増加するかも。。。」と考えたりします。


しかし、アルミホイルを作っている会社を検索しても上場しておらず、株を買うことができない場合があります。
なぜかというと親会社が存在し、アルミホイル製造会社を完全子会社化している場合があるからです。

会社の関係イメージ
アルミホイルの製造会社は上場していないので、投資することはできません。
では、その親会社の「会社A」に投資しようとするのですが、「会社A」も上場していないので投資できません。
「会社A」の親会社である「会社B」は上場しているので投資することができます。

アルミホイル製造会社の業績が向上すれば、「会社A」も「会社B」も業績が良くなります。
つまり、「会社B」に投資することで、アルミホイル製造会社の業績向上の恩恵を受けることができます。

しかし、上場している親会社にたどり着くのが結構大変です。
アルミホイルのラベルを調べても、製造会社の名前しか載っていません。
製造会社のホームページを調べても、直接的な親会社である「会社A」については載っているかもしれませんが、「会社B」についてまで案内がされていない場合もあります。


上場している親会社を簡単に見つけたい。
そんな時役立つのがこの本です。




この本では、各業界ごとに企業が紹介されております。
例えば、アルミホイルであれば、「非鉄金属・電線」のページに、「アルミニウム圧延」業界として紹介されております。
どの会社がどの会社の親会社であるかも書かれており、上場している企業には「証券コード」が記載されています。

つまり、自分が気になる業界のページを開けば、どのような投資先があるかを知ることができます。
あとは、各企業の財務データを調べてみて、気に入れば投資するだけです。


別の記事で紹介した「【5711】三菱マテリアル」と「【5703】日本軽金属ホールディングス」も、この『業界地図』を使って、探しました。


毎年、出版されているので、1冊手元に置いておくと、すごく便利です。


REITでの運用
給与以外の所得を増やし、セミリタイアも可能な自由を手に入れるには、資産運用が必要です。

資産運用をするうえで、重要なポイントが、「運用利回り」です。
運用している資産額の何%を稼ぐことができたかという点です。

下の表は、資産額と利回りの組み合わせで、どのくらいの所得があるかを示しています。
運用額と利回り

青色は、年6万円(=月5千円)以上の組み合わせです。
月5千だと飲み会やちょっと良いディナーに行けますね。

黄色は、年12万円(=月1万円)以上の組み合わせです。
12万円あれば旅行に行けますね。

赤色は、年24万円(月2万円)以上の組み合わせです。
24万円だと給料日が1回増えるのと同じくらいですね。


利回りが高くなれば、高くなるほど、収入は多くなります。
この記事では、資産運用の具体的な方法として、REIT(リート)での運用をご紹介します。


この記事のポイント
  1. REIT(リート)は、少額からできる不動産投資。
  2. REIT(リート)は、3~5%の利回りが期待できる。
  3. REIT(リート)は、株と同じように売買できる。
  4. REIT(リート)は、株と同じように値下がり・分配金減少リスクがある。


1.REIT(リート)って何?

不労所得というと、不動産投資での賃貸収入を思い浮かべます。
マンションを購入して、入居者からの賃貸収入で暮らすという感じです。

ただし、不動産を購入するには莫大な資金が必要です。
そのため、株などに比べると簡単には始めにくいです。


そんな不動産投資を手軽に始める方法がREIT(リート)です。
下の図は、REITのイメージ図です。
REIT
  1. 投資家は不動産投資法人に投資する。
  2. 不動産投資法人は不動産を購入し、運用する。
  3. 不動産投資法人は入居者から賃貸収入を得る。
  4. 投資家は不動産投資法人から分配金を得る。
つまり、共同で不動産を購入して、賃貸収入を分け合うという投資方法です。



2.REIT(リート)の利回りは?

どの不動産投資法人に投資するかによって、最低投資額も分配金も様々です。
1口10万~30万円くらいから投資できます。

分配金の利回りも不動産投資法人によって異なりますが、3~5%と株よりも高くなっています。
分配金が高い理由は、実質的に法人税がかからないからです。
「J-REITの場合は、収益の90%超を分配するなどの一定の条件を満たせば、実質的に法人税がかからず、「内部留保」もないので、収益がほぼそのまま分配金として出されます。」
一般社団法人投資信託協会「J-REITの基礎知識」より引用。

3.REIT(リート)に投資する方法

REITは、株を買うのと同じように、投資できます。
REITの価格も日々変化しています。
安い時に買えば利回りは高くなりやすいですし、高い時に買えば利回りは低くなりやすいです。

また、REITは、株と同じく売却もできます。
株を安く買って高く売るように、REITでもキャピタルゲインを狙うことができます。

自分で不動産投資をする場合、一度始めると不動産の売却は難しいですが、REITの場合は売却しやすいのも魅力の一つです。


4.REIT(リート)の選び方

どのREITに投資するかを決めるとき、下記の3点がポイントになります。
  1. 利回り
  2. 運用資産
  3. NAV倍率
まずは、利回りです。
REITの魅力は利回りの高さですので、自分の投資計画にあった利回りが期待できるREITを選びましょう。

2点目は、どのような不動産を保有しているかです。
RIETによって、ショッピングセンターなど商業施設を中心に保有する投資法人もあれば、介護施設などヘルスケア施設を中心に保有する投資法人もあります。

不動産のリスクは空室リスクです。
魅力的な不動産を保有している投資法人を選びましょう。

何を魅力的とするかは、不動産投資の知識が必要となりますが、私にはその知識がないので、ざっくりと感覚的にしか考えていません。
「住宅需要が将来増えそう」とか、「ホテル需要が将来増えそう」とか、「介護施設需要が将来増えそう」とか。
また、自分もたまに行くショッピングセンターを保有している投資法人もありますので、身近な不動産については自分の感覚も参考にしています。

不動産投資の知識を身に着けると、もっとリスク軽減ができると思いますので、勉強中です。


3点目は、NAV倍率です。
NAV倍率とは、「投資法人の純資産」と「価格」を比較した指標です。

NAV倍率 = 価格 ÷ 1口あたり純資産

もしNAV倍率が1よりも大きければ、純資産よりも価格が高くなっています。
つまり、実際の財務諸表よりも高く評価されていることになります。
そのため、高すぎるとも言えますし、他の投資家の期待が高いとも言えます。

もしNAV倍率が1より小さければ、純資産よりも価格が低くなっています。
そのため、割安とも言えますし、ほかの投資家から人気がないとも言えます。


5.まとめ

REITを利用することで、手軽に不動産投資をすることができます。
利回りも高く、売買もしやすいので、魅力的です。
ただし、不動産投資と同じで空室リスクがあり、値下がりや分配金減少もありえます。
このリスクを抑制するためには、「魅力的な」不動産を保有しているかという、不動産の知識が必要になります。

私は不動産知識はないので、感覚的に投資をしています。
そのため、あくまで余裕資金で、投資先の分散という感じです。
自分の知っているショッピングセンターやビルに投資していると考えると、楽しいです。

企業の探し方

給与以外の所得を増やし、セミリタイアも可能な自由を手に入れるには、資産運用が必要です。

株で運用することで、高い利回りを期待できますが、値下がりのリスクはつきものです。
そのため、業績が安定した企業を探し、できるだけリスクを小さくする対策が必要です。

では、業績が安定した企業を探すには、どうしたらよいでしょうか?
この記事では、企業の財務諸表を使って、業績の安定性が高い企業を探す方法をご紹介します。


この記事のポイント
  1. 業績が順調であるかを、売上高と利益で確認する。
  2. 配当金の継続性を、配当性向で確認する。
  3. 財務基盤の安定性を、総資産と純資産で確認する。
  4. お金を稼げているかを営業CFで確認する。
  5. 将来に向けた投資ができているかを投資CFで確認する。


1.業績が順調に伸びているか?

業績が伸びている企業の株価は上昇しやすく、下落しにくいです。
企業の業績は、財務諸表の損益計算書(PL)を見るとわかります。

ポイントは、次の2点です。
  1. 売上が伸びているか?
  2. すべての利益が伸びているか?

下のグラフは、バンダイナムコホールディングスのPL情報です。
バンダイナムコPL

まずは売上高が伸びているかを確認します。
売上高が伸びているということは、その企業の本業が順調に伸びていることになります。

次に、利益が伸びているかを確認します。
利益には3種類あります。
  1. 営業利益(本業での利益)
  2. 経常利益(本業+投資活動での利益)
  3. 純利益(特殊事項を含めた最終利益)
1の営業利益は、本業での利益です。
当然伸びていることが好ましいです。
もし売上高が伸びているのに、営業利益が伸びていないのであれば、事業拡大にコストがかかりすぎている可能性があります。
つまり、本業の利益率が低くなっているので注意が必要です。
バンダイナムコは、売上高も営業利益も伸びているので、この点をクリアしています。

2の経常利益は、本業での利益に加えて、投資活動での利益を加えたものです。
関連会社からの配当などがある場合は、プラスになります。
支払利息などがある場合は、マイナスになります。
バンダイナムコは営業利益と経常利益がほとんど同じですが、営業利益と経常利益が異なる動きをしている場合は、経常利益の内訳を確認する必要があります。

3の純利益は、その年の特殊事項なども含めた最終的な利益です。
訴訟費用があればマイナスになります。
資産を売却したらプラスになります。
特殊事項がなければ、営業利益や経常利益と同じような動きになります。
もし営業利益や経常利益と動きが異なっている場合は、その原因を調べる必要があります。


3種類の利益をご紹介しましたが、すべての利益が伸びていることが理想です。
営業が順調であれば、営業利益が伸びます。
営業も投資も順調であれば、経常利益が伸びます。
純利益は特殊事項によって、増減はするかもしれません。
しかし、営業利益や経常利益が伸びていれば、純利益も伸びていきます。



2.配当金を継続できそうか?

配当利回りの高い株を購入しても、配当金が減少してしまうと利回りは悪化します。
そのため、配当金が継続できそうかを確認する必要があります。

ポイントは、次の2点です。
  1. 配当金が減少していないか?
  2. 配当性向が高すぎないか?

下のグラフは、バンダイナムコホールディングスの配当情報です。
バンダイ配当
配当金が減少しているときもありますが、増加傾向です。

配当性向は、利益の何%を配当に回しているかを示す指標です。

配当性向 = 配当金 ÷ 1株当たり純利益 × 100

配当性向が高すぎると、企業が稼いだ利益のほとんどを配当に回していることになります。
配当が多いとうれしいですが、利益の大部分を配当に回しすぎると、将来の企業活動に向けた投資ができなくなります。

また、企業によっては、配当性向が100%を超えている場合もあります。
その場合、利益以上に配当を出しているので、企業の資産を取り崩していることになります。
配当性向が100%を超えていると、配当金が継続できなくなりますので、注意が必要です。


3.財務基盤は安定しているか?

景気動向によって、一時的に売上高や利益が減少することもありえます。
財務基盤が安定していれば、一時的な利益減少にも耐えることができます。
その結果、株価の下落や、配当金の減少を回避しやすくなります。

ポイントは次の3点です。
  1. 総資産は伸びているか?
  2. 純資産は伸びているか?
  3. 株主資本比率は低下していないか?

下のグラフは、バンダイナムコのBS情報です。
バンダイナムコBS
企業が成長すると、資産規模は大きくなっていきます。
そのため、資産額は増加していきます。
また、資産額が伸びると同時に、純資産も伸びていきます。

ただし、借金するだけでも資産額は増加します。
そのため、株主資本比率にも注目する必要があります。

株主資本比率は、企業の資産の何%が株主のものかを示す指標です。

株主資本比率 = 株主資本 ÷ 総資産額

資産額が増加しているのに、株主資本比率が低下している場合、借入金などの負債が増えていることを意味します。
もし株主資本比率が低下しているのであれば、注意が必要です。



4.現金の流れは良いか?

本業でお金を稼ぎ、将来に投資して、事業を拡大していく。
そして、本業での稼ぎを大きくしていく。
このような好循環ができていれば、安定した配当も期待できます。

企業の資金の流れは、キャッシュフロー計算書を見るとわかります。

ポイントは、次の3点です。
  1. 営業CFはプラスか?
  2. 投資CFはマイナスか?
  3. 財務CFが継続的にプラスになっていないか?
下のグラフは、バンダイナムコのCF情報です。
バンダイナムコCF
営業CFは本業での稼ぎです。
プラスになっていることが基本です。
もしマイナスならば、本業で稼げていないことになります。

投資CFは将来への投資で使っているお金です。
企業は将来に向けて投資をするので、投資CFは通常マイナスです。

財務CFは借入金をすると現金が増えるのでプラスになります。
そして、返済をするとマイナスになります。
もし財務CFが継続的にプラスである場合、返済額よりも借入額のほうが多くなっている可能性があります。


5.まとめ

以上のように、BS、PL、CF、配当の情報を見ることで、企業の業績を知ることができます。
これをすればリスクがゼロになるということはありませんが、リスクを下げることはできます。

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